【ココロの話】理想の自分に追いつけない・・・完璧主義の罠

本当はこうあるべきなのに・・・
本当はこうすべきなのに・・・

それができていない自分にイライラしてしまう。

 

あるクライアント(Sさん)のお悩み。

 

時間の使い方が上手くないのか、
家事がおろそかになってしまうんです。

仕事が終わって、そこから家族の食事の準備をして、
掃除や洗濯もしなきゃいけないのに、
時間もないので、家が雑然としているんです。

 

片付けしなきゃと思いつつ、そのころにはクタクタで
正直やる気が起きずに、そのまま寝てしまう。

そんな自分がイヤ。

 

時間の使い方のお悩み相談だったSさん。

でもセッションを進めていくうちに、わかってきたことは

「理想の私」というイメージが強いあまり、
「今の自分」を責めてしまう。

というクセでした。

 

Q:どんな状態だったらいいのでしょう?

 

こんな質問をしていくと、

職場では
上司や同僚、後輩に信頼されながら
仕事で実績を残し

家庭では
家事をそつなくこなし、
いつもきれいな我が家

子どもたちの前では
いつも笑って元気な母でいる。

 

毎日、そんな自分でありたい。

 

こんな毎日を送ることができたら、
本当に充実した人生なのに、
今の自分にはそれができていない。
情けないし、イライラする。

こんな答えを返してくれたSさん。

 

この答えの中にはSさん自身が設定し
そしてSさんを苦しめる原因となっている
決め事があります。

 

ねばならない自分

 

「理想の私」に近づくために、
Sさんがしなければならないこと。

(仕事も家事も)限られた時間を上手く使わなければならない
(仕事も家事も)一生懸命にこなさなければいけない
(仕事場、家庭で)みんなの信頼を得なければならない

これができれば、「理想の私」にぐっと近づける!

Sさん自身とても強い向上心を持っている方。

だからこの“ねばならない”決め事を一つ一つこなしていくこと自体
自分の壁を乗り越えて成長していくための要素なんです。

そしてこの壁を乗り越えた先に

「理想の私」=Sさんにとっての幸せな状態

これが待っていると、考えているのです。

 

自分の壁を乗り越えていこうとするその姿は
とても美しいもの。

でも、決め事である「べき」「ねばならない」が強すぎるゆえ、
今、そうでない自分の現状ばかりに意識が向いて、
責めてしまうのです。

 

本当はこうあるべきなのに・・・
本当はこうすべきなのに・・・

このパターンを持ちつづけていると、
心も身体も疲弊して、やがて鬱になってしまうことも。

 

大切なことは、「理想の私」をイメージし
それを追いかけるばかりではなく、

「今の自分」を見つけ、評価してあげることです。

実は「理想の私」には終わりがありません。

「べき」「ねばならない」を一つ一つ克服し、
「理想の私」に到達すると、それが当たり前になり

さらに上の「理想の私」を目指そうとする。

ずっと、ずっと追いかける状態が続くのです。

 

これに対して、「今の自分」を評価することは

「今の自分」がダメという視点から解放され、
“何かがあれば幸せ”という条件付きの幸せではなく
今の自分でも幸せだということを実感することができます。

 

どんな小さなことでも、「今の自分」を誉めてあげましょう。

あなたが今日してきた「当たり前」は
誰かにとっての「ありがとう」

かもしれません。

 

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