【私のこと】そんなこと自分で考えてよ!私、こんな人でしたの巻

どうして覚えようとしないのかなぁ・・・
メモくらいとってよ!私の手が止まるじゃない!
ああ…面倒な子。(イライラ・・・)
それは職場での出来事。
20代後半、私は派遣社員としてある会社で働いていました。
営業さんが取ってきたお客様からの申し込みを専用の端末に入力する仕事をしていました。
間もなく繁忙期を迎えるということで、私のポジションに新たに派遣社員を迎えることに。
入ってきたのは20代前半の女の子(A子ちゃんとします)。
新卒として入った会社を辞めたばかりで、まだまだフレッシュさが残る印象♪
人懐っこい性格もあってか、甘え上手な感じを受けました。
私がA子ちゃんに業務を教えることに。
彼女、まだまだPCをあまり使ったことがない様子。
(心の声)一度に業務を教えるのはプレッシャーになっちゃうかも
そう感じた私は、1週間の予定を立てて、すこしずつA子ちゃんにこれから行う業務を
教えることにしました。
自分の業務もバタバタとこなしながら、彼女に教える日々は過ぎていきます。
その中で疑問に思ったことがありました。
A子ちゃん、私の説明中に全くメモを取ってなかったんです。
そもそも専用端末を操作するマニュアルなどなく、私も社員さんに教えてもらいながら
メモを取りながら、すこしずつ覚えていったのです。
(心の声)この子本当に覚えてる??
既にこの時点から、私の中でA子ちゃんに対してイライラが芽生えていました。
(心の声)覚えられるんだったらいいけど・・・
たぶん無理じゃない? PC自体あまり使ったことが無いんだから。
そんな気持ちを持ちながらも、表向きは親切なフリをしていました。
1週間が過ぎてとりあえずやることは全てA子ちゃんに伝授完了!
(心の声)まあ、それでも慣れるまでは聞かれたら教えてあげてもいいかな
そして過ぎること3週間。A子ちゃんは慣れたかというと・・・
ほとんど覚えていなかったんです。同じことを何度も聞かれる状況。
(心の声)んっもうっ!!
イライラが心の中で増幅していくのを感じながらも、何とか平静を保つ私。
(心の声)だから言ったじゃない!! メモ取らないからこんな結果になるんだよ!!
そしてある日、いらいらが爆発しそうになって・・・
A子ちゃんにこんな毒を吐いたのでした。
「私、言ったよね?? どうするんだったっけ??」
A子ちゃん、私の返事にビクッとしてました。
そりゃあそうですよね。それまでの私は何度同じ質問をされようと、笑顔で答えていたんだから。
「よ~く思い出して!」「メモ取らないから、こうなるんじゃない!!」
その日から、A子ちゃんに聞かれるたびに、毒を吐いていた私。
とうとうA子ちゃん、3か月後の更新はしないことになりました。
ここには私の信じていること(ビリーフ)があります。
自分で考えなければならない
人の手を煩わせてはいけない
何でも自分でこなさなければならない
人に頼ってはいけない
このビリーフを持っていた私は、出来る限り自分で調べることで
少しでも人の手を煩わせないように必死でした。
おかげで触れたことの無かったPC操作もかなり出来るようになりましたし
それ以外のことも手早く、終わらせることが可能になったんです。
私が努力してるのに、あなたは全くしていない!! 何で努力しないの!!
私は努力して、なるべく人にも頼らないように我慢しているのに
やすやすと人に聞きまくるなんて、許せない!!んです。
本当の気持ちは、
わたしだって、誰かに聞きたいし、助けてもらいたい!
なのに、ね。
自分に許していないことを、あからさまにやってくれる人
ビリーフに気づかせてくれる大切な存在だったんですね、A子ちゃんは。